*虫たちよ〜目眩すらする虫たちよ〜
制作のみのさんこと廣瀬稔です。
久しぶりの書き込みですね。
ファーブル昆虫記にお越し下さったみなさま、ありがとうございました。
公演班一同を代表して御礼申しあげます。
一緒にステージを盛り上げていただき、本当にいいスタートが切れたと思います。
これから全国での公演を予定しております。まずは来月まで、ちょっとのお休みです。
で、公演とはまったく関係のない公園の話を書きます。
だらだらと長く書きます。
はい。書きます。
久しぶりの休みに実家の方へ行ってきました。
場所は横浜のド田舎です。
横浜生まれ横浜育ちと言うと、なんかカッコイイ響きかもしれませんが、
ハマッ子と言っても、西区や中区と緑区や戸塚区では全く趣が違います。
私の育った戸塚区は、未だ里山の雰囲気の残る、まあ田舎と言ってもいいくらいの所。
上大岡から市営地下鉄に乗って「舞岡」という駅を目指します。
「みなとみらい」は汐の匂いですが、「舞岡」は牛の匂いって感じ。
駅から今回の目的地である池までの風景は、ほとんど田んぼと山。
そして川のせせらぎが耳に心地いい。
川伝いに歩いていると、さっそく大きなアリを発見。
よく見てみると、そこら中アリだらけ。大小様々なアリたちが忙しそうに歩いています。
アリと言っても色々な種類があって、それぞれが牽制しながら働いているのが分かる。
黒いの赤いの。大きいの小さいの、もっと小さいの。
見ていてもホント、飽きません。
タニシは川底に沢山の筋を残して、ザリガニも私の姿を見るや否や、
土煙を巻き上げて草陰に隠れます。
みんな、春の陽気に気持ちよさそう。
てんとう虫もいたし、紋白蝶にキアゲハ、カラスアゲハも気持ちよさそうに飛んでいました。
途中立ち寄った山の上の神社の境内にはアリジゴクの巣がありました。
すごい名前ですよね。「アリジゴク」。
乾いた細かい砂地の中にすり鉢状の巣を作ってひたすら獲物がくるのを待ちます。
そして、巣の中に獲物が入ってくると下から砂をピョピョっと飛ばして、
底に落ちてきたところをガブッとやっちゃいます。
アリなどの体液を吸って大きくなってゆくんですね。
消化液を中に注入して、内蔵などを溶かした後、吸うそうです。
でも彼らは成虫になると「ウスバカゲロウ」という、なんか蚊の大きいような
トンボのような、水しか摂取しない生きものに大変身します。
虫ってホントに不思議ですよね。
今日行った、「舞岡公園」という所は、雑木林や森に囲まれた池がいくつか残っている所。
子どもの頃よく遊んだ場所です。
川の中に巨大蟹を発見して興奮したことや、友達が大けがをして救急車で運ばれたこと。
襲ってきたスズメバチの大群と大格闘をやらかしたこと。
沢山の想い出があります。
今では公園と言うだけあって川には木の柵があって中には入れなくなっているし、
所々で地下のコンクリを流れるように作り替えてある。
池も整備されていて、中に入って泳いだりもできない。
虫や魚なんかも捕っちゃいけないとか書いてある。
偏屈な僕なんかは“自然保護という名の自然破壊”だと言っているけれども、
消えてゆく自然を思えば、ましな方なのかもしれない。
夏になれば蛍やカブトムシなんかも簡単に見つけることができる。
こういう自然が残っていることにはやっぱり感謝しなくちゃいけないのかな。
池では、こどもの日ということもあってか沢山の家族がザリガニ釣りに興じている。
僕は釣りが性に合わないので、もっぱらザリガニの巣に手を突っ込んで素手で捕まえる。
よく家族連れなんかにスゴイねなんて言われるけれども、
糸に掛かるまで待っていられるあなたたちこそスゴイと思う。
だって穴に手を突っ込むだけだもの。
汚れることさえ厭わなければ、大きなザリガニを簡単に捕まえることができるんだから。
まあ、そんなこんなで人のいないちょっと山奥の池に行ってみた。
穴場ってところでしょうか。
岸のあたりが少し揺らいでいて、何かな?と思ったら、
オタマジャクシの大群!
もう足も生えていて、しっぽが短いものも沢山いる。
肺呼吸とエラ呼吸、入り交じった仲間たちが一緒になって陸に上がる日を待っているのだろう。
両生類たちも虫たちと同様力強く生きている。
最近、駅などのポスターでも見かけますが、
カエルやイモリなど、両生類と分類されている生き物は
一説では100年以内に全て絶滅すると言われています。
僕もカエルとは無縁の生活をしていますが、生態系全体を考えると、
まったく関係ないこととは言えないですよね。
そんな理由からか、かめありリリオホールの楽屋にいた蠅を殺せなかった僕ですが、
実家で驚きのものを見つけました。
小さいラケットのようなものなんですが、電流が走るんです。
バチっとなるんですよ。
人間が触っても痛いくらいの。
いろんな物を考えますよね。いやあ、スゴイ。
色々勉強になりました。
とにかく言えるのは、
僕たちにも寿命があって、いずれはあの世へ行くんだろうけど、
体液を吸われる最期だけは迎えたくないなということ。
それはもう、しみじみと
そう思いました。
久しぶりの書き込みですね。
ファーブル昆虫記にお越し下さったみなさま、ありがとうございました。
公演班一同を代表して御礼申しあげます。
一緒にステージを盛り上げていただき、本当にいいスタートが切れたと思います。
これから全国での公演を予定しております。まずは来月まで、ちょっとのお休みです。
で、公演とはまったく関係のない公園の話を書きます。
だらだらと長く書きます。
はい。書きます。
久しぶりの休みに実家の方へ行ってきました。
場所は横浜のド田舎です。
横浜生まれ横浜育ちと言うと、なんかカッコイイ響きかもしれませんが、
ハマッ子と言っても、西区や中区と緑区や戸塚区では全く趣が違います。
私の育った戸塚区は、未だ里山の雰囲気の残る、まあ田舎と言ってもいいくらいの所。
上大岡から市営地下鉄に乗って「舞岡」という駅を目指します。
「みなとみらい」は汐の匂いですが、「舞岡」は牛の匂いって感じ。
駅から今回の目的地である池までの風景は、ほとんど田んぼと山。
そして川のせせらぎが耳に心地いい。
川伝いに歩いていると、さっそく大きなアリを発見。
よく見てみると、そこら中アリだらけ。大小様々なアリたちが忙しそうに歩いています。
アリと言っても色々な種類があって、それぞれが牽制しながら働いているのが分かる。
黒いの赤いの。大きいの小さいの、もっと小さいの。
見ていてもホント、飽きません。
タニシは川底に沢山の筋を残して、ザリガニも私の姿を見るや否や、
土煙を巻き上げて草陰に隠れます。
みんな、春の陽気に気持ちよさそう。
てんとう虫もいたし、紋白蝶にキアゲハ、カラスアゲハも気持ちよさそうに飛んでいました。
途中立ち寄った山の上の神社の境内にはアリジゴクの巣がありました。
すごい名前ですよね。「アリジゴク」。
乾いた細かい砂地の中にすり鉢状の巣を作ってひたすら獲物がくるのを待ちます。
そして、巣の中に獲物が入ってくると下から砂をピョピョっと飛ばして、
底に落ちてきたところをガブッとやっちゃいます。
アリなどの体液を吸って大きくなってゆくんですね。
消化液を中に注入して、内蔵などを溶かした後、吸うそうです。
でも彼らは成虫になると「ウスバカゲロウ」という、なんか蚊の大きいような
トンボのような、水しか摂取しない生きものに大変身します。
虫ってホントに不思議ですよね。
今日行った、「舞岡公園」という所は、雑木林や森に囲まれた池がいくつか残っている所。
子どもの頃よく遊んだ場所です。
川の中に巨大蟹を発見して興奮したことや、友達が大けがをして救急車で運ばれたこと。
襲ってきたスズメバチの大群と大格闘をやらかしたこと。
沢山の想い出があります。
今では公園と言うだけあって川には木の柵があって中には入れなくなっているし、
所々で地下のコンクリを流れるように作り替えてある。
池も整備されていて、中に入って泳いだりもできない。
虫や魚なんかも捕っちゃいけないとか書いてある。
偏屈な僕なんかは“自然保護という名の自然破壊”だと言っているけれども、
消えてゆく自然を思えば、ましな方なのかもしれない。
夏になれば蛍やカブトムシなんかも簡単に見つけることができる。
こういう自然が残っていることにはやっぱり感謝しなくちゃいけないのかな。
池では、こどもの日ということもあってか沢山の家族がザリガニ釣りに興じている。
僕は釣りが性に合わないので、もっぱらザリガニの巣に手を突っ込んで素手で捕まえる。
よく家族連れなんかにスゴイねなんて言われるけれども、
糸に掛かるまで待っていられるあなたたちこそスゴイと思う。
だって穴に手を突っ込むだけだもの。
汚れることさえ厭わなければ、大きなザリガニを簡単に捕まえることができるんだから。
まあ、そんなこんなで人のいないちょっと山奥の池に行ってみた。
穴場ってところでしょうか。
岸のあたりが少し揺らいでいて、何かな?と思ったら、
オタマジャクシの大群!
もう足も生えていて、しっぽが短いものも沢山いる。
肺呼吸とエラ呼吸、入り交じった仲間たちが一緒になって陸に上がる日を待っているのだろう。
両生類たちも虫たちと同様力強く生きている。
最近、駅などのポスターでも見かけますが、
カエルやイモリなど、両生類と分類されている生き物は
一説では100年以内に全て絶滅すると言われています。
僕もカエルとは無縁の生活をしていますが、生態系全体を考えると、
まったく関係ないこととは言えないですよね。
そんな理由からか、かめありリリオホールの楽屋にいた蠅を殺せなかった僕ですが、
実家で驚きのものを見つけました。
小さいラケットのようなものなんですが、電流が走るんです。
バチっとなるんですよ。
人間が触っても痛いくらいの。
いろんな物を考えますよね。いやあ、スゴイ。
色々勉強になりました。
とにかく言えるのは、
僕たちにも寿命があって、いずれはあの世へ行くんだろうけど、
体液を吸われる最期だけは迎えたくないなということ。
それはもう、しみじみと
そう思いました。
0コメント