*彼女たちの居場所

 お久しぶりのブログです。ただいま「彼女たちの居場所」参加中の伝法真希子です。
 
 今回は歌も踊りも何にも無い。純粋にお芝居。ストレートプレイ!なわけです。
今まで無かったわけではありませんが、歌や踊りの稽古時間が無いってなんだか不思議な感じがしてしまうのは私だけ?
 
 さてさて、そんなこんなで(今のところ)順調に稽古が進んでいる「彼女たち…」ですが、先週一週間はまずホン読み。
 ホン読みとはいわゆる「台本読み」。出演者一同が演出家の前にずらっと顔をそろえて、台本を読んで読んで、ひたすら読み込んでいくのです。そして、演出家から「そこはもっとこんな感じで…」「こういう解釈で」と指示をもらい、自分の役などなどをつかんでいくのです。
 
 今の段階で私が感じてるのは、役同士の距離感でしょうか。
 このお話では、まったくの赤の他人の6人が就職説明会に集まり、そこである事が起こります。 そこから物語が始まるのですが、そこで演出家の言葉
「もっと遠慮がちに話しかけて」。
 人の性格や愛称にもよるとは思いますが、確かに赤の他人同士が会っていきなりオープンにおしゃべりできる方が稀ですよね。う〜ん未熟未熟!
 そう思いなおして読んでいくと、人と人とが仲良くなっていくって、思ってた以上に時間がかかるんだなぁ…としみじみ実感。  
世間話はできても個人的な事情は話せるか? 一緒に行動してても本当に本音で接しているか?
最初の6人の中で距離が縮まる人もいるだろうし、遠く感じてる人もいるだろうし、もしかしたら6人以外の役の方が近く感じる人もいるだろうし…。
6人が同じ目線で話せる瞬間なんて本当はほんの一瞬だけなのかも…。
だからこそこの一瞬がすばらしいのかなぁ… な〜んて一人悦に入る今日この頃です。

 明日からは実際に立って動く稽古が始まります!(立ち稽古といいます。)
それでさらに役が膨らんだりぶつかったりして変わっていくのでしょう!! 
楽しみ!!(^^)