イッツフォーリーズの「ようこそ!先輩!第4回」
今回は駒田一さんについて、大浴、水谷、矢野がレポートいたします!
☆プロフィール☆
愛知県名古屋市出身。
ミュージカル劇団フォーリーズに1990年まで在籍。退団後は歌唱力に加え軽やかな芝居センスを生かして個性的な役柄で活躍。主な出演作品に、
「レ・ミゼラブル」(テナルディエ役)
「ラ・マンチャの男」(サンチョ役)
(モーテル役)
「キャンディード」(カカンボ役)
(クコール役)
ディズニー映画
(蛍のレイ役) 等
第四十一回 菊田一夫演劇賞 受賞
今年の10月から「ミス・サイゴン」(エンジニア役)の再演が控えている。
レポートその1「劇団との出会い」
一さんのお父様が「ザ・マジック」のマジック指導をされていて、その縁で16歳の時に 「おれたちは天使じゃない」を観て劇団に入りたいと思われたそうです。
その当時悪かった(本人談)一さんは「囚人が天使に見える」という所にシンパシーを感じたとの事。
お父様は「なるならプロデューサーになって欲しかった」と反対されていたけれど、始めてからは応援してくださったそうです。
イズミミュージックアカデミーでは本科6期。その後演出部として入団し、巡回公演に参加。一年後に演劇部に移動されたとのこと。
レポートその2「いずみ先生との思い出」
一言でいうと、すごい人! 情熱に溢れた熱い人だったそうです。
一さんはいずみ先生の事を「親分」と呼ばれています。本当にいずみ先生慕っていらっしゃった事が私たちにも伝わり、一さんを通して、いずみ先生が劇団員を本当に大事にしていたんだという事が分かります。
レポートその3「思い入れがある作品」
「おれたちは天使じゃない」
悔しくて悔しくて、食い下がって、 黒子役で旅を廻ったとの事。
一年後、演出の藤田敏雄さんから「お前は前任者の真似ばかりしていたので下 ろした」「自分自身で役を作らないといけない」と言われそれを今でも肝に命じて いるそうです。
その後、 もう一度藤田先生の前で演じる機会をもらい、キャスティン グされ、10年近く助六を演じられました。
レポートその4「在団中に印象に残った事」
「歌麿」での アメリカ一ヶ月半の公演。 なんと、4人一部屋にベットが二つ。その後3人部屋になった!と喜んだものの、部屋に入ってみると3人に ベットが一つ…
立派な成人男性が一つのベットで眠る様子をご想像ください。
もの凄い珍道中だったそうです。
その珍道中をぜひ、本にして欲しい!
公演自体は各地で大好評!演出に日本の伝統文化を取り入れた公演で、そういう部分でもお客さんに喜んでいただけたそうです。
レポートその5「落ち込んだ時はどうしますか?」
なるべく落ち込まないようにする。落ち込むのではなく何がいけなかったのかを反省をする。
レポートその6「役者やってなかったら何やってましたか」
小学校 ・中学校と学級委員をやったり、人前で話すのが大好きだったので、他に考えられない。
レポートその7「劇団員へのメッセージ」
視野を広く!自分たちが何をやっているか見極めるためにも余所を見た方 が良い。 ご自身の退団後、在団中は外を見ていたつもりでも全然見ていなかった事に気がついた、との事。
忙しくて時間がないと思うかもしれないけど、時間は自分で作るもの。いくらでも作ることができる。特に若いうちは。
大変な事が続いても、どこかでリセットし気持ちをフラットにする。自分の許容範囲はもっと広い。 引出しはもっと広い。
一さんの豊富な体験から導きだされたアドバイス。肝に銘じます!
先日菊田一夫賞を受賞された一さん、受賞を受けるのは自動車学校以来の賞との事。劇団員にとっても喜ばしい明るいニュースになりました!
いつも劇団や劇団員の事を気にかけてくださる一さん。今回は「キム・ジョンウク探し」のお稽古のお忙しい最中にお時間を割いてくださいました。本当にありがとうございます!
ミュージカルフォンテーヌ「音楽のいずみ たくさんの友達」本日あうるすぽっとに入りました、初日まで間も無く!
次回はどの先輩が登場するかな?お楽しみに♡
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